【令和5年度】一級建築士学科試験の目標点数は Ⅲ法規は満点とるべし

一級建築士試験勉強お疲れ様です。

今回は7月23日(日)に学科試験本番を前に、目標点数について話していきたいと思います。

学科試験の問題数は?

試験勉強を進められている方なら周知のことですが、学科試験は5科目、Ⅰ計画Ⅱ環境・設備Ⅲ法規Ⅳ構造Ⅴ施工に分けられ出題されます。問題数は下表のとおりで、科目によって配点が異なるのが特徴です。

合格点は試験元より90点前後と発表されておりますが、難易度によって過去10年では87点から97点と開きが大きくあります。

基準点とは、いわゆる足切り点です。全体の合計点数が仮に100点を取れたとしても、どれか1科目でも基準点を下回ると不合格ということです。

一級建築士として広く知識を有していなければならないということです。

学科試験の目標点数は?

そこで学科試験を受けるにあたって、目標点数というものが各試験予備校などで出されています。

よく言われているのが、「合計100点を取れば絶対受かる」というものです。

これは先ほどの合格点が上振れして97点の年はあったものの、100点を超える年は無かったため、余裕を見ても100点取れればまず合格できるだろうという考えで、筆者もこれは同意します。

全125問中の100点というのは、全体のちょうど80%取ればいい計算になり、各科目で言うとこうなります。

ではこれを目標に勉強を進めれば良いのかというところで、某予備校の目標点数をご紹介します。

(注)筆者が通っていた時の記憶で書いているので、不確かな部分があるかと思いますが、大筋はあってると思います。

まず上の目標点数というのが、強気の点数設定になります。各科目9割目標。合計110点以上です。

下の必達目標は、最低でもここまでは達してほしい、先ほどの100点越えを目標に合格を目指すというものです。

この表が各教室の黒板の上に掲げられて毎週見ていました。

ここで注目していただきたいのが、Ⅲ法規の点数です。明らかに他より高い点数目標が設定されています。

目標は満点の30点!

いくらスパルタの某予備校とはいえそれは無理だろ…と思ってる方も多いかと思います。

ですが、某予備校の2年コースに通っていた私は、受験が可能になる前年の最初模試から1年後の本番も含め満点以外取ったことはありませんでした。

ですので満点は可能です。まず法令集(答え)を持ち込めるんですから。

某スパルタ資格学院ですら、他は満点取らなくていいよ(取れないよ)と言っている中、法規は満点取れると言っているので一番満点の可能性が高いということです。

Ⅲ法規を満点にすると、目標点数ががらりと変わります。以下をご覧ください。

当たり前ですが、Ⅲ法規で点数を稼げるので、残り95問中70点とるだけでよくなります。各目標点数は各自得意不得意に合わせて、前後させてもいいと思います。

さらに言うと次の得点源はⅣ構造です。構造は、法改正に左右されにくく過去問ベースになるので、確実に取れます。数年前より構造設計一級建築士の問題が一級建築士のⅣ構造に出てきたという難化もありますが、難しい問題はほかの受験生もわからないので気にしない。

Ⅲ法規の勉強法は?

満点取れると言われても、どうやって勉強すればいいのかわからないという方も多いと思います。

ずばり学科Ⅲ法規はスポーツです。とにかく何回も問題を解いて、体に法令集を引くことを覚えさせることが大事です。

問題文を読んでいる途中から、目を離さず手でその条文のインデックスを利用して該当条文のページを開いておく。

法令集のインデックスを探す。条文を探す。といった探す時間は法規にありません。本試験に出るであろう新出題の問題と見直しに時間を使ってください。

問題文を読んで該当条文がどのあたりかわかるまで達したら、満点が見えてきます。がまだ不十分です。

問題文を読んで、答えがわかるぐらいに理解を進めてください。法令集はあくまで最終確認として引きます。

細かい数値の確認。「以上」か「超える」どっちだっけの確認といったぐらいに使用できるようになれば満点は確実です。法規で満点取れれば合格が一気に近づきます。

まとめ

今回は一級建築士の学科試験の目標点数について話してきました。

・目標は合計100点(足切り点に注意)
・某予備校も筆者も認めるⅢ法規の満点の可能性と重要性
・Ⅲ法規はとにかく問題演習。法令集不要で答えがわかるまでするべし

Ⅲ法規を満点しかとったことない筆者ですが、一番嫌いな学科はⅢ法規でした。

まず勉強に法令集が必要ということで、勉強スペースを多くとるというところ。加えて移動時間などの隙間時間に勉強がしづらいところ。

学科試験で唯一時間がシビアなため、疲れていても気合を入れて時間を測り、取り組まなければならない。

などなどこれらは受験生なら共感していただけるかと思います。

さらに言うと、このスポーツのような学科Ⅲ法規ですが、合格して設計製図試験になるとこれもまたスポーツです。何なら時間がよりシビアになり体を動かしまくるスポーツです。

今のうちに時間に追われることに慣れておくのも良いと思います。

ご覧いただきありがとうございました。

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