ルート2主事合格発表まとめ
令和6年1月17日特定建築基準適合判定資格者講習(以下ルート2主事)の修了考査結果(合格発表)が発表されました。
試験元(建防協)より結果の概要などが出されましたので、自分の感想などをまとめていきます。今後Youtubeに挙げる動画の下書きでもあります。
合格発表日
合格発表に関して、試験当日に渡された資料に「令和6年1月中旬」にホームページに掲載すると言われていました。
中旬ってことで不安になって調べると「11日から20日」を一般的に中旬と言うそうです。(10日からそわそわしてた)具体的な日にちがわからず、毎日9時、9時半、10時、10時半になるたびにホームページを更新する日々を送っていました。
結果1月17日(水)の10時にホームページに掲載されました。また同日11時30分頃、簡易書留で修了証明書が送られてきました。9時頃からホームページを見ていましたが、これまで無かった「令和5年度修了考査結果(準備中)」というページが新たに作成されていたので、今日なのかとは感じました。
資格試験毎度のことですが、発表日はホームページの回線が混みあってアクセスできないんですよね。僕と同じ考えの人がいるようで、11日からホームページのアクセスがしづらいなとは感じていました。
ただこの試験、受験者数が300人ちょっとと、全員が見たとしてもその程度なのに、回線って集中するとダメなもんなんですね。
ちなみに前回の考査の合格発表は1月8日(金)でした。受験要領がネットに落ちてなかったので、どういう発表をしていたのか不明ですが。
講習の結果の概要
【受験申込者数】336人
内訳としては、東京178人、大阪158人です。(大阪会場で受けた方に席が何番まであったか確認しました)東日本と西日本で分けるとだいたい同じぐらいになるんですね。
【修了考査受講者数】333人
申し込んだが受けなかった人が3人いたということです。受講料が44,000円と安くないのに受けないとは、会社から受けろと言われて、受講料も出してくれるが、やる気が無くて受けなかった?試験を受けてる暇がなくなるほど仕事が詰まってた?のでしょうか。
前回の令和2年の受験者数342人から-9人と、思ったより減らなかったなという印象です。
今年不合格だった188人とこれから3年間で増える新たな主事資格者約900人の内ルート2を受ける人を加えると次回も同じぐらいになるのでしょうか。一級主事が受験資格の緩和で増えるとしたらもっと増えるかも?
【合格者数/合格率】145人/43.5%
前回とほぼ変わらない受験者数の中、合格者数は183人から-38人と大きく減りました。合格率も前回53.51%から下がりました。ちなみに前々回は65.67%でした。
個人的にもツイッター(X)の受験者の反応を見ても、過去問より難化(というか時間を取られた)していた印象を受けて、それがそのまま結果に繋がったような気がします。
この試験まだ試験的には3回しか開催されておらず、歴史が浅いので、難易度の調整が難しかったりもすると思いますし。制度開始当初は、運用するためにある程度多めに資格者を出したいので合格率高めにして、その後は過去問も流通しちゃうから、難易度を上げていく。当然っちゃ当然の流れなんですかね。
ちなみに見てて思ったのが東京会場と大阪会場の合格率の違いです。
東京63人合格(178人受験)合格率35.39%
大阪82人合格(158人受験)合格率51.89%
これは単純にサンプル数(受験者数)が何千人、何万人といないので、ぶれてるだけだと思います。記述が40点分あるから、東京と大阪の採点基準が違ってたとは思いたくないですね。細かい部分で試験会場が悪かったってのもあるかもしれませんが、東京会場は2人掛けで、広くはないですが、狭すぎるとは思わなかったですし、大阪会場も調べるとそんなに広くなかったみたいなので、会場の差異は無いと思います。
【合格基準点】70点
前回令和2年も前々回平成29年も合格基準点は70点で、今年も変わらず70点となりました。
前述のとおり、おそらく難化しているので、一級建築士のように合格基準点の調整があるのか注目していましたが、結果無かったということですね。
3年に1回の試験で、合格者145を確保できるなら、少し難しくなっちゃったみたいだけどいいか!ってことでしょうね。
この試験は一級建築士とは違って、絶対評価だと信じてるので、難しくなったとしても70点取れるように今後は対策していかないといけないのかもしれません。
ちなみにこのルート2主事試験もランク分けがあって、
ランクⅠ 70点以上 合格
ランクⅡ 50点~69点
ランクⅢ 49点以下
みたいです。不合格だった方から見せてもらいましたが、不合格の場合は通知書に自分のランクの記載があります。合格者も不合格者も何点取れたかは開示されません。
同じランクⅡでも19点も開きがあって、50点の場合と69点の場合で今後の対策の仕様が変わってくる気がしますので、どうせなら
ランクⅡを60点~69点、ランクⅢを50点~59点、ランクⅢ40点~49点で、ランクⅣを作って39点以下みたいにしてもらえたらいいのにって思っちゃいました。
【過去との比較】
過去の試験結果をまとめたものがこちらになります。
前々回の記事ルート2主事 特定建築基準適合判定資格者とは – 建築士の知識を解説するやつ (architect-log.com)
にも記載している通り、平成26年は厳密には試験ではなく今の試験になったのは平成29年からです。
今後について
ここまで令和5年の試験結果と自分の感想を述べてきました。
言い忘れてましたが無事合格できましたので、次回2026年に受験される方向けに試験対策の情報を残していく予定です。(主にYoutubeですが)
とりあえず建防協に過去問の使用許可について聞いてみますが、前回の過去問しか載せないかつ答えも載せない。本番の問題冊子も回収するぐらいなので、許可が下りないような気がしてます。
最後までご覧いただきありがとうございました。また何か書きます。