難関国家資格である一級建築士合格に学歴は必要なのか。また受かりやすい大学はどこなのか調べました。
大学別 一級建築士合格者数ランキング
試験を行っている公益財団法人 建築技術教育普及センターには、一級建築士合格者の学校別合格者数一覧が掲載されています。その中で合格者トップ30の大学を表にまとめました。(令和3年度結果より)
1位は日本大学の153人となっています。令和3年度の全体の合格者は3765人のため、日本大学出身者は全体の4%ということになります。
一級建築士 偏差値・在学者数あたりの合格者ランキング
しかし、ここで気になることが。日本大学は日本トップの学生数を誇ります。さらに失礼ですが難関大学というわけでもありません。学生が多いだけで割合としてはそんなに少ないのではと疑問が。そこで、学生数に対する合格者数ランキングを作成しました。
結果。1位は大阪市立大学で、まさかの0.78人に1人合格していることになります。下記の注意事項もを読んでいただきたいのですが、一級建築士試験は毎年受験することができるので、令和3年度は1学年の学生数よりも合格者数が上回ったということになります。
そのほか上位学校は国公立大学や難関大学が名を連ねています。一級建築士試験は多くの勉強時間が必要になりますので、暗記が得意であったり、勉強に対して抵抗がない人が受かりやすいのかもしれませんね。
(注)偏差値は東進ハイスクールのものを使用。合格者数は「学歴」を受験資格として申し込みした者の人数のため、「二級建築士」等で受験した者の人数は含まれていない。1学年の学生数は、各大学HP等を参照。公表されていない場合は入学者数、それもない場合は入試の定員数を使用しているため、現状と相違があります。つまり参考程度に捉えてください。
まとめ
今回は大学別一級建築士の合格者数を調べました。一級建築士に学歴は必要なのか。
学生数当たりでいうと偏差値の高い国公立大や難関私大が上位を占めていましたが結果、学歴は必要ありません。気にすることはないです。
一級建築士になりたい高校生以下の方は、合格者数で選ばず、自分の行きたい大学を目指してみてください。